ヘルプデスクの平均年収

ヘルプデスクは、社内や社外からの問い合わせに従って技術サポートを行う職種だ。
社内の場合、従業員がパソコンの使い方やネットワークの利用の仕方、社内システムの操作方法などがわからない時などに対応する。
システムそのもののトラブルに対応することはなく、あくまでIT関係のことで困っている従業員の相談にのり、トラブルシューティングをするのが主な業務だ。

幅広い知識が求められるものの、ITに関するスキルの要求はそれほど高くない影響で、年収の水準は若干低めになっている。
平均年収で他の職種と比較するとさらに低くなりがちだが、これは派遣社員を起用している現場が多いのが主な原因だ。
派遣社員は正社員に比べると年収の水準が低めになっているのはIT業界でも同様であるため、派遣社員も加味すると平均年収はどうしても低めになってしまう。
平均年収は380万円前後を推移しており、エンジニアの平均年収に比べると低いのは確かだ。
全職種平均の430万円と比較しても低いと感じがちだが、派遣社員の比率が高いと考えると遜色ないだろう。
また、派遣社員の時給の水準は2500円前後と非常に高めであるため、派遣として働きたい人にとっては特に魅力的な職種と言える。

このように、ヘルプデスクはITに関する基礎を一通り身につけていれば採用してもらえる可能性があり、エンジニアのように専門的かつ高度なスキルがない場合でも取り組みやすい。
未経験者でも採用されやすいため、これからITに関わる仕事に従事していきたいという人の転職後の職種候補としても最適だ。